コンサルタント業務
今知り合いの税理士さんから通帳をスキャンしてデータをCSVで取り込めないか、という相談を受けています。
経理の業務で預金出納帳などを作成するのに、従来は、通帳をコピーして、それを手入力する、というのが一般的だと思います。
しかし、インターネットバンキングを使っていると、サイトからCSVファイルをダウンロードできるようになっていますので、それを利用するのが最良の方法です。
ところが、次のような場合には、通帳をスキャンしてデータをCSVにしたい、という要望が生まれます。
- そもそも、インターネットバンキングを利用していない
- インターネットバンキングでダウンロードできるのは、直近の1~2カ月のデータなので、それよりも古いデータについてはダウンロードできない
そこで、手元の通帳でテストをしているのですが、三菱UFJ銀行の通帳をスキャンして面白いことに気がつきました。
それは、一つ前の通帳(三菱東京UFJ銀行と名前が入っています)には、各ページの背景にページ番号が印刷されていました。
ところが、最新の通帳(三菱UFJ銀行と新しい名前になっています)には、このページ番号がなくなっているのです。
これは、おそらく、通帳をスキャンして、OCRというソフトで読み取るのに邪魔なので、そういう要望があったからではないか、と思っています。
これから、OCRを使ってCSV化できるのか、とのテストをしていきますが、間違いなく、最新の通帳の方が手間がかからないと思います。
ただ、正直、もしも、OCRでのCVS化のことを考えて、このようにしたのなら、ちょっと違うなぁ、と思います。
というのは、例えば、口座引き落としの代行業者さんの場合は、25カ月間のCSVをサイトからダウンロードできます。
銀行の場合も、少なくても13カ月までのCSVデータはダウンロードできるようにして欲しいものです。
決算の関係でいうと、1年12カ月で期末後2カ月で決算書を作成・提出なので、この点を考慮して15カ月だと思います。
銀行もそう考えると15カ月分の確認ができるようにして欲しいですね。
当社お薦めのメーカーにブラザー社があります。
パーソナルはもちろん、仕事にも、とても重宝するプリンターやFAX複合機等を出しています。
そのブラザーから、以前、気になるニュースが届きました。
タイトルは「ペットを飼われているお客様への注意喚起について(パーソナルファクス)」
「猫と一緒にお住まいのお客さまへ
家庭用ファクスにおける無償点検のお知らせ」
ブラザー工業株式会社(社長:小池利和)が2000年(平成12年)9月から2005年(平成17年)11月まで生産いたしました家庭用ファクスにおいて、猫の尿が繰り返し製品にかかることに起因する焼損事故が発生いたしました。
当該製品の構造上、猫が製品に乗って繰り返し排尿することにより、まれに発火に至ることがあることから、お客さまに引き続き安心してご使用いただくため、当該製品の無償点検を実施させていただきます。
当該製品をご使用の期間中に、猫と一緒にお住まいのお客さまにおかれましては、大変お手数ではございますが、下記専用窓口までご連絡賜りますようお願い申し上げます。
要は、ファクス機の上で猫が尿をしてしまうと、火災・感電・故障の原因となるので、注意して下さい、そして、製品の無償点検を実施します、というお知らせです。
ブラザー社のサイトでこの記事を読んだときに、以前から私自身が何度も経験していたブラザー社の誠意を感じました。
そして、当社でも、思い出深いペット事件がありますので、参考までにご紹介します。
【事例その1】
訪問先でメンテナンスの仕事をしているときに、離れた机の上に買ったばかりのノートパソコンが置いてありました。
そこで、いつもお話する「ノートパソコンの大敵は、水と衝撃ですので、注意した方がいいですよ」とアドバイスをしました。
すると、「パソコンなんて壊れるものじゃないし、丁寧に使うのでそんな心配(アドバイス)は無用だ」と一蹴されました。
その後、別の部屋での仕事を終わらせて戻ってくると、ノートパソコンの持ち主が、ノートパソコンの前で呆然としていました。
なんと、ペットが、その新品のノートパソコンの上で尿をしてしまっていたのです。
Windows98時代だったでしょうか、価格は50万円以上して自慢の品だ、と言っていましたが、残念ながら、その後、そのノートパソコンを見かけることはありませんでした。
せめて、固いウンチだったらよかったのに、と別の社員さんが本気か冗談でつぶやいていましたが、こういうことってあるんだなぁ、とびっくりしたことがあります。
東日本大震災の際にも、地震の際にパソコンが水をかぶって大変なことになってしまった、という事例をいくつか知っています。
そんなことまで心配していたら何もできない、とアドバイスに耳を貸さない人もいますが、こういう事例をいくつも経験していると、できるだけの対策はたてておかないといけない、と思ってしまうわけです。
それでも、残念ながら、トラブルは、起きるときには、起きてしまいます。
【事例その2】
当社で依頼を受けて納品したパソコンが突然起動しなくなった、という連絡をもらいました。
緊急事態だったので、次の訪問先に事情をお話して時間を調整して、出先からすぐに診断に向かいました。
そこのパソコンは、デュアルモニターといって、1台のパソコンに対して、2台のモニターをつないで使うようにしてあるのですが、2台のモニターのうち、1台がメインで、起動する際には、このメインンのモニターの方だけにLoginの画面が表示されます。
状況からすると、パソコン本体の故障ではなく、このメインのモニターが故障している可能性があったので、予備で保管していた古いモニターと交換してみました。
ところが、それでも何も映りません。
しかも、よく見ると、電源スイッチを入れたのにランプは何の反応もしないのです。
これは、もしや、電源コードが抜けているのでは、と机の下にもぐりこんで、コードをたどってみたところ、やはり、電源のコンセントが抜けていました。
そこで、電源コードをコンセントにさして、故障したと思っていたモニターを元に戻して試したところ、無事、画面にLogin画面が表示されました。
近くで、ペットの3匹の猫が、心配そうに聞き耳をたてていました(?)ので、「何かの拍子にコンセントが外れてしまったのでしょう」と伝えましたが、おそらくは、ペットの猫が机の下を歩きまわっているときに、電源のコンセントをひっかけて抜いてしまったのだと思います。
抜けるようなコンセントにさしたあんた(私)が悪いんだろうニャー・・と猫からのつっこみがありそうだったので、今回は、パソコンの電源コードと同じように簡単には抜けない方のコンセントを使いました。
パソコンのトラブルの原因になるだけでなく、ペットの安全のためにも、いろいろ気をつけた方がいいと思います。
経費の中で一番占める割合が大きいのは人件費ではありませんか。
データベースの導入について当社の基本的な考えを、以前ビデオにしましたので、ぜひ、これをご覧下さい。
FileMakerによる業務システムのご案内 19分50秒
自分の会社は、パソコンとは無関係だから、高い費用をかけてデータベースなどを導入しても無駄だ、という経営者の方が結構います。
それは、データベースを活用できるパソコンを、単なる品物、商品のように考えているからだと思います。
つまり、事務所の机や椅子などと、パソコンを同じレベルで考えているからだと思います。
確かに、机や椅子は、中古を買ってきても、新品を買ってきても、機能的にはそれほど違いはないでしょう。
また、経費削減のために、同じ机や椅子を買うなら、でいるだけ安い方がいい、と考えても無理はないと思います。
というのは、高い机や椅子を買ったから、といって、会社全体の営業成績や利益があがるか、というと、通常は、そういうことはないと思うからです。
つまり、椅子や机にお金をかけるのは、もったいない、と考えても不思議ではありません。
では、パソコンの場合はどうでしょうか?
パソコンを単にワープロとおなじように清書のための道具としか考えていない、あるいは、そのような使い方しかしていないのであれば、パソコンにお金を使うのは、もったいない、と思っても仕方ありません。
しかし、パソコン本来の計算機としての役割を発揮させて使いこなしたとしたら、それは、優秀な経理担当のロボットを雇ったのと同じことになります。
ある大手企業の経営者が、「1円の節約は1円の利益と同じ」が言っていましたが、パソコン本来の使い方ができれば、人件費を削減することができます。
これを、数か月だけの短期でみると、よくわからないかもしれませんが、年間単位の長期でみると、そのことがわかると思います。
そこで、実際に、具体例をあげて、シュミレーションをして検証してみましたが、本当に経費は驚くほど大幅に削減できるのです。