パソコン起動エラーを自分で解決!TPMデバイスエラーを Google レンズで簡単翻訳

はじめに:パソコンが真っ黒の画面で英語エラーメッセージの対処法
本日の訪問先でのパソコンの困りごと相談の内容とその解決方法を見ていきましょう。
今回のテーマはこの画面のエラー解決の方法です。
問題の状況
パソコンを起動した際に真っ黒の画面の左上に通常の英語の文字が表示されて、そのまま動かなくなることがあります。
今回相談を受けたパソコンを確認したところ、次のような表示がなされていました:
Alert! TPM device is not detected.
Press F1 key to retry boot.
Press F2 key to setup utility.
Press F5 key run onboard diagnostics.
一番上の警告内容は何種類もありますが、次の3行の先頭の文字列は共通しています。
「Press F1」、「Press F2」、「Press F5」というのは、キーボードの一番上に並んでいるファンクションキーを押してください、という意味です。
困難な点
英語で書かれているので、そもそも何をすればいいかということが分かりませんし、仮にファンクションボタンを押せばいいんだということがわかっても、どのボタンを押していいかが判断できません。
パソコンが起動していればGoogleなどで翻訳機能を使ったり、この文字列を検索して調べればいいのですが、そもそもパソコン自体が起動していないのでそれができません。そこで一般にこの黒い画面の英語の表示が出た場合には、頭がパニックになって何もできなくなってしまいます。
パソコンに慣れている人はこの表示が出るととりあえずF1を押せば経験的にパソコンが起動するということを知っていますが、実際にその意味を詳しく知っているという場合は少ないと思います。
解決方法:Google レンズの活用
このような真っ黒い画面で英語表示されている場合にどうすればいいかです。このような場合には、スマホのGoogle レンズを使って英語を日本語に翻訳するのが一番早い解決方法です。

Google レンズは皆さんどんな使い方をしていますか?
1つは画像検索をするのに使います。
例えば可愛らしい人形があってそれがどこで売っているかなどを知りたい時に、このGoogle レンズを使って画像検索をすると、全く同じ人形か似通った人形の画像が一覧表示されます。一覧表示された画像を選択してクリックすれば、その人形を売っているお目当てのサイトに行くことができます。

あるいは街を歩いていて綺麗な花があったとして、その花の名前などを知りたい時に、その花をGoogle レンズで検索するとその花の情報を知ることができます。



もう1つの機能としては、例えば英語の看板を日本語に翻訳したい場合は、Google レンズでその英文を映せば、あら不思議、英文が日本語に変わってくれます。今回の英語で表示の警告文も日本語になりました。

また、例えばあるレストランに行って日本語のメニューがなくて英語あるいはフランス語などの外国語のメニューしかなかったとします。その場合もGoogle レンズを通すと、そのメニューが日本語になって表示されてくれます。



今回の解決実践
このようにGoogle レンズは外国語を日本語に翻訳してくれる機能がありますので、パソコンのトラブルの際に警告などが英語で表示された場合には、Google レンズを使うと日本語に翻訳して表示してくれますので、トラブルの内容が理解できるようになります。
今回もGoogle レンズを使った結果、警告内容が日本語になりましたので、Googleでその日本語で検索したところ解決のためのサイトが出てきましたので、その案内に従って解決することができました。
具体的には、今回のエラー内容は:
警告!TPMデバイスが検出されません。
F1キーを押して起動を再試行してください。
F2キーを押してユーティリティを起動してください。
F5キーを押してオンボード診断を実行してください。
今回のパソコンはDELLのデスクトップでした。
検索された一番上の記事を確認したところ、デスクトップおよびオールインワンの場合:
- PCの電源を切り、PCの背面から電源ケーブルを抜きます。
- 電源ボタンを60秒間以上押したままにして、静電気を放電します。
- 電源ケーブルをPC背面に接続し、PCの電源をオンにします。
このような解決方法が書いてありました。
内容的にはパソコンの設定内容を変更したりするものではなく、一般に行われている作業なので、この手順通りに行ったところ無事警告画面は出なくなり、今回の問題は無事解決できました。
まとめ
そしてその日本語の警告内容をGoogleで検索して解決方法を探します。
なぜならば、誤った設定などをすることによって最終的にパソコンの中にある大事なデータを失ったり復旧できなくなったりしては一大事だからです。
ただ解決方法が例えばF1を押せばパソコンが使えるようになるんだとか、パソコンに設定を加えない方法で簡単に復旧を試せるのであれば、自分で復旧を試してみればいいと思います。
黒の画面の他にブルースクリーンという青い画面になって英語の文字列が羅列される場合もあります。
この場合もGoogle レンズでまずはどういう警告が書かれているかというのを日本語で確認すると、落ち着いて解決策を考えることができます。
ちなみにGoogle レンズはパソコンでも使うことができます。

ただスマホの場合にはいつでもどこでも自由にスマホをかざした被写体をGoogle レンズを通して探したり翻訳できたりするので本当に重宝します。