私の教え方 ― 30年間、変わらない信念
パソコンを教え始めて30年以上になります。
その間、たくさんの「パソコンが苦手」という方にお会いしてきました。
でも、正しい順序で、本当に大切なことだけを学べば、誰でも必ず使えるようになる。
これは私が何百人もの生徒さんを見てきた中で確信していることです。
なぜ「全部」を教えないのか
世の中には、分厚いテキストで機能を隅々まで解説する講座がたくさんあります。でも私の講座は違います。あえて「全部」は教えません。
大学受験の英単語を思い出してください。辞書を最初から最後まで覚えようとして、途中で挫折した経験はありませんか? 実は、本当に大切な単語は全体の2割ほど。その2割をしっかり押さえれば、8割の問題に対応できるのです。
パソコンも同じです。
Excelの機能は何百とありますが、日々の仕事で本当に使うのはごく一部。私の講座では、その「本当に使う部分」を厳選してお伝えします。
ただし、その2割は「完璧」に
「2割だけでいい」と聞くと、楽に聞こえるかもしれません。でも、ここからが大事なところです。
ジグソーパズルを想像してください。1000ピースのうち999ピースが揃っていても、1ピース欠けていれば「完成」とは言えません。
大切な2割については、曖昧なままにしません。「なんとなくわかった」ではなく、「自分でできる」というレベルまで、しっかり深掘りします。
「覚える」より「わかる」を大切に
もうひとつ、私が大切にしていることがあります。
漢字の「講義」と「構造」、どちらも「コウ」と読みますが、部首が違いますよね。
「講義」は言葉で説明するから「ごんべん」、「構造」は組み立てるものだから「きへん」。
こうやって理由がわかると、初めて見る漢字でも意味を推測できるようになります。
パソコンも同じです。
ただ手順を暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」を理解すれば、初めての場面でも応用がきくようになります。
例えば、Excelの勉強は「セル」の意味を理解するところから始まります。
「セル」=「cell」=「細胞」
どうですか?
Excelの「セル」の意味わかりましたよね?!
私自身の経験から
学生時代、4年間格闘技に打ち込みました。毎日練習し、夢に見るほど没頭しました。数えきれないほどの技を試しました。
でも最後に残ったのは、指で数えられるほどの基本技だけでした。
一見すると「そんな単純なこと?」と思われるかもしれません。
でも、それは4年間の試行錯誤の末にたどり着いた、本当に使えるエッセンスだったのです。
私の講座でお伝えするのも、30年かけて見つけた「本当に使えるエッセンス」です。
この講座で学べること
- パソコンの基本操作
- 音声入力
- Excel(エクセル)
- PowerPoint(パワーポイント)
- WordPress(ワードプレス)
- FileMaker(ファイルメーカー)
- ChatGPT(チャットGPT)
いずれも、実務で本当に役立つ内容を厳選してお伝えします。
最後に
「パソコンは苦手」「今さら聞けない」という方こそ、お待ちしています。
正しいエッセンスを学べば、必ず上達します。
そしてそのエッセンスを身につけた方は、いつか私を超えていくことができる。
そう信じて、講座を続けています。
