
ChatGPTやClaudeなどのAIに相談するときの注意点について | 初心者でも迷わない!情報の渡し方の基準

目次
1. 「AIに個人情報を入れるな」という警告、見たことありますか?
最近、YouTubeなどで、こんな動画をよく見かけます。
よく見かける警告の内容
| ・「ChatGPTに会社の情報を入れているのは危険!」 ・「個人情報をAIにそのまま入力するな!」 ・「設定を変えないと情報がだだ漏れになる!」 |
こうした警告動画を見て、「怖いからAIは使わないようにしよう…」と思った方もいるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
私自身、仕事でも個人的な悩みでも、ChatGPTやClaudeに日々相談しています。
使ってみると、本当に助かることが多いです!
警告の意味は理解できます。
でも、その言い方のせいで、AIをまったく使えなくなってしまうのは、もったいないと感じています。
この記事では、初心者の方でも迷わない、シンプルでわかりやすい基準をご紹介します。
2. まず結論から!危険回避の基準はこれだけ
ポイントは2つだけです。難しくありません。
| 基準① 「外部のIT業者さんに見せても問題ない範囲」ならAIに渡してOK |
たとえば、パソコンの設定で困ったとき、外部のIT業者さんに電話や来訪で相談することがありますよね。
そのとき、「Googleスプレッドシートの共有の仕方がわからなくて…」と伝えるのは普通のことです。
でも、「このメールのパスワードを教えます」とはなりませんよね。
AIへの相談も、それと同じ感覚でOKです。
| 基準② 「AIに何を聞くか」より「何をAIに渡さないか」を意識する |
質問の内容を工夫することも大事ですが、それより先に、「余計な個人情報を含めないこと」を習慣にしましょう。
情報は、完全に漏れないとは言い切れません。だから考え方はシンプルにこうです:
| 「漏れたらどうなるか?」で判断する ・漏れても問題ない内容 → そのまま相談OK ・漏れると困る内容 → 名前を伏せるなど工夫して相談 ・漏れたら絶対まずい内容 → AIには入力しない |
3. 具体的にどう判断する?4つのレベルで整理
次の表を参考にしてみてください。情報を4つのレベルに分けて考えると、判断がしやすくなります。
| レベル | 情報の種類 | 具体例 | AIへの入力 |
| レベル 1 比較的OK | 一般的な使い方の相談 | Google Chatの使い方 スプレッドシートの共有方法 | そのまま相談可 |
| レベル 2 注意 | 組織内部の運用情報 | 教員構成の概要 ネットワーク構成の概要 学校内部の運用方針 | 匿名化推奨 |
| レベル 3 慎重に | 個人に関わる情報 | 生徒・保護者情報 人事・クレーム内容 契約・内部トラブル | 極力 抽象化して入力 |
| レベル 4 絶対NG | 認証・機密情報 | パスワード・APIキー マイナンバー 個人医療情報 | AIに入力しない (メールでも危険) |
それぞれのレベルの考え方
レベル1:比較的OK 一般的な使い方の相談
ツールの使い方、操作の手順など「誰でも知りたい一般的な内容」は問題ありません。
- 「Google Chatのスタンプの送り方は?」
- 「スプレッドシートを特定の人だけに共有するには?」
これらは、インターネットで検索しても出てくるような内容です。安心して相談しましょう。
レベル2:注意 組織内部の運用情報
「うちの学校では、先生が何人います」「ネットワークの設定がこうなっています」といった、外部にあまり知られたくない内部情報は少し注意が必要です。
相談する場合は、固有の情報を省いて「一般的な学校の場合」として相談するのがオススメです。
レベル3:慎重に 個人に関わる情報
生徒さんや保護者の情報、人事に関わること、クレームや内部トラブルなどは、できる限り抽象的にして相談しましょう。
| 工夫の例 ・名前は「A先生」「B保護者」などに置き換える ・「○○小学校の場合」→「ある小学校の場合」と書き換える ・具体的な出来事を「似た状況」として一般化する |
レベル4:絶対NG 認証・機密情報
以下の情報は、AIどころかメールやチャットでも送るべきではありません。
- パスワード・暗証番号
- マイナンバー・保険証番号
- APIキー・認証トークン
- 個人の医療・診断情報
これらはAI以前の問題です。どんな手段でも慎重に扱ってくださいね。
4. AIに情報を渡すときの「3つの工夫」
「相談したいけど、少し心配…」という場合は、次の工夫をしてみてください。
| 工夫① 名前を伏せ字・頭文字に置き換える ・「田中先生の場合…」→「T先生の場合…」 ・「○○保育園では…」→「ある保育園では…」 |
| 工夫② 具体的な数字や固有情報をぼかす ・「生徒が320人います」→「数百人規模の学校です」 ・「3年B組の出来事で…」→「あるクラスの出来事で…」 |
| 工夫③ 「状況だけ」を伝えて相談する ・誰のことかわからなくても、「こういう状況でどうしたらいい?」と聞けば、AIは十分に答えてくれます。 ・個人が特定できる情報を含めなくても、相談の質は変わりません。 |
5. まとめ ~ AIと仲良くチームを組もう!
今回ご紹介した内容を振り返ります。
| この記事のポイント ・AIへの情報提供は「外部IT業者に見せても問題ない範囲」を目安に ・「何をAIに渡さないか」を意識することが一番大切 ・情報は「漏れたら困るか?」で判断する ・個人情報は伏せ字・抽象化・一般化で工夫して相談できる ・パスワード・認証情報はAIに入力しない(メールでも危険) |
AIに相談するときの注意点は、実はAIに限った話ではありません。メールでも、電話でも、対面でも、「誰に何をどこまで伝えるか」は同じように考えることです。
注意すべきことを理解した上で、どんどんAIを活用してください。
ChatGPTやClaudeは、使えば使うほど、相談のコツがわかってきます。怖がらずに、まずは試してみることが一番の上達の近道です。
| AIと仲良くチームを組んで、楽しく仕事や生活を豊かにしていきましょう! |
